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Kling 4.0 vs Seedance 2.5 比較:公式仕様

Kling 4.0 vs Seedance 2.5 を、快手(Kuaishou)と ByteDance が公式に認めた情報だけで比較。30秒の動画生成、参照素材、キーフレーム、音声、提供状況を整理します。

2026年10月1日Image To Video AI 編集部Image To Video AI 編集部
Kling 4.0 vs Seedance 2.5 比較:公式仕様

9月下旬に出回った Kling 4.0 vs Seedance 2.5 の比較記事は、多くがリークや予想をもとに書かれていました。当時、快手(Kuaishou)は新モデルについてほとんど何も発表していなかったからです。状況が変わったのは2026年9月30日、Kling が公式に Kling 4.0 の紹介記事を公開したときでした。Seedance 2.5 は7月31日からすでに使えます。両社が自ら認めた情報だけで2つのモデルを比べられるようになったのは今回が初めてです。この記事が使っているのは、その情報と当サイト自身の料金だけです。

比較の要点を2分半ほどで解説(ナレーションと字幕は英語)。

2026年10月1日時点での2つのモデルの状況

Seedance 2.5 は、ByteDance Seed の動画生成モデルです。2026年7月31日にリリースされ、Jimeng AI と Doubao Pro で順次提供が始まりました。API については、BytePlus ModelArk 経由で後から提供すると ByteDance は案内していました。つまり、すでに多くの人が使っている完成した製品で、当サイトの Seedance 2.5 ページ でも使えます。

Kling 4.0 は、快手の Kling シリーズの次世代モデルで、Kling 自身のプラットフォームでは2段階で登場します。9月28日から一部のユーザーに先行アクセスが提供されているのは Kling 4.0 Flash で、Kling 4.0 ラインナップのなかでも制限が厳しめのモデルです。1回の生成は最大20秒、解像度は最大720p(8bit SDR)で、開始・終了フレームの指定や複数キーフレームの制御には対応していません。下の表のスペックを備えた正式版の Kling 4.0 は、2026年10月にリリース予定です。

Seedance 2.5 は7月31日にリリース。Kling 4.0 Flash は9月28日に先行アクセスが始まり、9月30日に Kling が Kling 4.0 を発表しました。正式版は10月に予定されています。

そのため、先行アクセスに招待されても、30秒のクリップや4K、10個のキーフレームはまだ使えません。これらは正式版で加わります。この時間差は、下の表のどの数字よりも重要です。クライアントが今週中に納品を求めているなら、実際に使えるのは Seedance 2.5 です。

Kling 4.0 vs Seedance 2.5:公式に確認されたスペック

この表の内容は、最後の行を除いてすべて両社の公式ページから取っています(出典は表の下にまとめています)。最後の行は当サイトでの料金です。メーカーが触れていない項目は、推測で埋めずにその旨を書いています。

Kling 4.0Seedance 2.5
提供状況Kling 4.0 Flash を9月28日から一部ユーザーに先行提供(20秒・720p・キーフレームなし)、正式版 Kling 4.0 は2026年10月リリース2026年7月31日リリース
1回の生成の長さ3〜30秒、前にも後ろにも複数回に分けて延長でき、合計最大2分最大30秒、複数回に分けて延長可能
参照素材合計最大15点:画像10枚、動画5本(合計30秒)、被写体7件まで、さらに音声参照1回のリクエストで画像30枚、動画10本、音声10本まで
ショットの制御キーフレーム最大10個、プロンプト最大8,000トークンタイムスタンプ単位の編集、カメラアングル変更、グリーンバック編集
解像度と画角最大4K、21:9 のウルトラワイド、1080p と 4K で 10bit HDR(Kling のページの1つは HDR をまだ「近日対応」としている)ByteDance の発表には記載なし
音声とセリフ2チャンネルのステレオ、リップシンクの精度向上。セリフは中国語、英語、日本語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語、ドイツ語、フランス語、ヒンディー語に加え、地域ごとのアクセントや方言にも対応音声と映像を同時に生成、セリフの対応言語は記載なし
画面内の文字セリフと同じ9言語、さらに絵文字ByteDance の発表には記載なし
既存映像の編集入力動画は最大5本(うち1本がメイン)、合計30秒タイムスタンプを指定したピンポイント修正
imagetovideo-ai.org での料金Kling 4.0 ページ:5秒のクリップ1本につき std モードで56クレジット、pro で72、4K で268Seedance 2.5 ページ:5秒のクリップ1本につき 480p で112クレジット、720p で252、1080p で632

出典:Kling の Kling 4.0 と 3.0 の比較、Kling 4.0 機能ページ、Kling 4.0 発表記事、ByteDance Seed の Seedance 2.5 リリース記事。

解像度について、ByteDance のリリース記事には Seedance 2.5 の数字が載っていません。当サイトの Seedance 2.5 ページでは、480p・720p・1080p から選べ、クリップの長さは4〜30秒、アスペクト比は 16:9、4:3、1:1、3:4、9:16、21:9 の6種類です。

imagetovideo-ai.org の Seedance 2.5 生成ページのスクリーンショット。モデル、長さ、解像度、アスペクト比を設定できる
当サイトの Seedance 2.5 ページでは、生成前に4〜30秒の長さ、480p〜1080pの解像度、アスペクト比を選べます。

どちらも30秒、長さはもう決め手にならない

Kling 3.0 は1回の生成が15秒までで、それより長い映像は複数のクリップをつなぐ必要がありました。正式版の Kling 4.0 はこれを倍の30秒に伸ばしています(先行アクセス中の Flash 版は20秒まで)。Seedance 2.5 も30秒まで生成できるので、クリップの長さでどちらかを選ぶ理由はなくなりました。

1回の生成の最大秒数を比べた棒グラフ:Kling 3.0 は15秒、Kling 4.0 Flash は20秒、Kling 4.0 は30秒、Seedance 2.5 は30秒
1回の生成で作れる最長のクリップ。数字は Kling と ByteDance それぞれの公式ページによるものです。どちらのモデルも、複数回に分けてクリップを延長できます。

延長機能でも差はつきません。Kling によると、Kling 4.0 は被写体やシーン、カメラの連続性を保ったまま、動画を前にも後ろにも複数回に分けて延長でき、合計で最大2分になります。ByteDance も Seedance 2.5 について、主要な登場人物や舞台、テンポを保ったまま複数回に分けて延長できると説明しており、これで数分の作品を作れます。本当の違いはタイミングです。Seedance の延長機能はすでに公開されているモデルの一部ですが、Kling のほうは10月の正式版で加わります。

ショットを操る2つの考え方:キーフレームか、大量の参照素材か

2つのモデルの違いがはっきり出るのはここです。

片側に絵コンテのキーフレームが一列に並び、もう片側に参照用の写真、動画クリップ、音声が積み重なったイラスト
イメージ図で、モデルの生成結果ではありません。Kling 4.0 はキーフレーム、Seedance 2.5 は大量の参照素材が軸になります。

Kling 4.0 は「演出」のためのモデルです。キーフレームを最大10個置けるので、クリップの複数の時点で画面がどう見えるべきかを決められます。8,000トークンまでのプロンプトなら、一行のアイデアではなく本格的なショットリストを書き込めます。ただし、キーフレームは正式版の機能で、Flash 版にはありません。参照素材の枠も広めですが、合計15点が上限です。

Seedance 2.5 は「素材」から組み立てるためのモデルです。画像30枚、動画10本、音声10本を1回のリクエストに入れられるので、ムードボードや仮編集、収録済みのセリフをまとめて1回の生成に反映させられます。ある一瞬だけがうまくいかなかったときも、タイムスタンプ単位の編集でその瞬間だけを直せるため、クリップ全体を作り直す必要がありません。

1回のリクエストで使える参照素材の棒グラフ:Seedance 2.5 は画像30枚、動画10本、音声10本、Kling 4.0 は合計15点
1回のリクエストで使える参照素材の数。各社が公表している数字のとおりです。

選び方の目安はシンプルです。絵コンテから始めるなら、Kling のキーフレームがそのまま当てはまります。ブランド素材が詰まったフォルダから始めるなら、Seedance のほうが一度に多くを取り込めます。

音声、セリフ、画面内の文字

どちらのモデルも映像と一緒に音声を生成するので、シンプルなクリップなら別途音入れをする必要はありません。改善点については Kling のほうがはるかに具体的で、2チャンネルのステレオ、より正確なリップシンク、そして話せる言語の拡大を挙げています。Kling 3.0 のセリフは中国語、英語、日本語、韓国語、スペイン語に対応していましたが、Kling 4.0 ではポルトガル語、ドイツ語、フランス語、ヒンディー語が加わり、英語のアメリカ・イギリス・インドのアクセントや、広東語・四川語といった中国の地方の話し言葉にも対応します。画面内に描く文字についても同じ9言語と絵文字が挙げられており、看板や商品ラベル、タイトルカードには重要なポイントです。

セリフの対応言語を比べたカード:Kling 3.0 は5言語、Kling 4.0 は9言語、Seedance 2.5 のリリース記事には記載なし
セリフの対応言語は各社の公表内容のとおりです。Seedance 2.5 のリリース記事は、対応するともしないとも書いていません。

ByteDance は Seedance 2.5 について音声と映像を一体で生成するアーキテクチャだと説明していますが、リリース記事にはセリフの対応言語が載っておらず、リップシンクについても何も主張していません。Seedance にそれができないという証拠ではなく、そうした主張がまだされていないというだけです。

発表が詳しいからといって、結果がよいとは限りません。特定の言語のセリフや画面内の文字が欠かせない案件なら、その言語の一文を両方のモデルで試し、結果を確かめてから決めましょう。

プロジェクト別のおすすめ

選び方のチャート:手元の素材を使うときや今週中に21:9のクリップが必要なときは Seedance 2.5、絵コンテから作るときやドイツ語・フランス語・ヒンディー語のセリフが必要なときは Kling 4.0
ざっと選ぶならこの図で十分です。理由は下のリストで説明しています。
  • 手元の素材で組み立てる商品広告。 Seedance 2.5。参照素材を大幅に多く入れられ、タイムスタンプで修正でき、当サイトの Seedance 2.5 ページ で今日から使えます。
  • 展開やセリフを決め込んだストーリー性のあるシーン。 Kling 4.0。正式版でキーフレームが使えるようになれば、なおさらです。セリフの対応言語を明示し、リップシンクについて具体的にうたっているのも Kling のほうです。
  • 4K や 21:9 での納品。 Kling 4.0 は、正式版で両方に対応すると公式に確認しています。ByteDance は Seedance 2.5 の解像度を明らかにしていませんが、当サイトの Seedance 2.5 ページでは最大1080p、21:9 を含む6種類のアスペクト比で生成できます。
  • 30秒を超える一続きのシーン。 原理的にはどちらでも可能です。どちらも複数回に分けて延長できるからです。ただ、その機能がすでに使えるのは現時点では Seedance 2.5 です。
  • 今週中に出す SNS 向けの短尺動画。 4〜30秒で作れる Seedance 2.5。Kling 4.0 Flash を使えるのは先行アクセスの一部ユーザーだけで、Kling 3.0 は引き続き当サイトの Kling ページで使えます。

20分ほどでできる自分だけの比較テスト

スペック表では、カメラが顔の周りを回り込んだときに顔が崩れないかまでは分かりません。正式版の Kling 4.0 が自分のアカウントで使えるようになったら、両方のモデルで同じ小さなテストをしてみてください。Seedance 2.5 はすでに当サイトの Seedance 2.5 ページにあるので、そちらの分は今すぐ試せます。

  1. 使用権のある参照画像を1枚と、カメラの動きがはっきりした10秒ほどのアイデアを1つ用意します。
  2. プロンプトは1回だけ、飾らずに書きます。被写体、動作、カメラ、光の順です。
  3. 各モデルで同じ長さ・同じアスペクト比(16:9、9:16、1:1 ならどちらでも使えます)で3回ずつ生成し、1回目ではなく3回のうち一番よいものを評価します。
  4. 評価するのは4点です。被写体が同じ人物や商品のままか、動きで破綻が出ていないか、指定したカメラワークが本当に起きているか、セリフがある場合は口の動きが言葉と合っているか。
  5. それぞれの強みを使って1ショットだけやり直します。Kling 4.0 はキーフレーム、Seedance 2.5 は参照素材をさらにたっぷり渡す方法です。2回目のほうが、たいてい1回目よりも多くのことが分かります。

まだ誰も確認していないこと

  • Seedance 2.5 の最大解像度、対応アスペクト比、セリフの対応言語(ByteDance 自身の説明として)。
  • Kling 4.0 の 10bit HDR が実際に使えるようになる時期。 Kling の比較ページと機能ページではスペックとして載っていますが、発表記事では「近日対応」となっています。
  • 第三者によるベンチマーク。 どちらのリリース記事も品質スコアは公開しておらず、改善点は大まかな表現にとどまっています。

よくある質問

Kling 4.0 はもう使えますか?

まだ全面的には使えません。Kling によると、正式版の Kling 4.0 は2026年10月にリリースされます。9月28日からは一部のユーザーが Kling 4.0 Flash を先行利用できますが、こちらは最大20秒・720p までで、開始・終了フレームの指定やキーフレームの制御はできません。

1本のクリップはどれくらいの長さにできますか?

どちらのモデルも1回の生成は最大30秒です(Kling 4.0 Flash は20秒)。どちらもクリップを延長でき、Kling 4.0 は前後に合計2分まで、Seedance 2.5 は複数回に分けて延長できます。当サイトの Seedance 2.5 ページでは、4〜30秒のクリップを生成できます。

参照ファイルをたくさん入れられるのはどちらですか?

大差で Seedance 2.5 です。1回のリクエストで画像30枚、動画10本、音声10本まで入れられるのに対し、Kling 4.0 は参照素材が合計15点までです。

imagetovideo-ai.org でこれらのモデルは使えますか?

Seedance 2.5 は使えます。当サイトの Seedance 2.5 ページ で、4〜30秒、480p〜1080p、アスペクト比 16:9・4:3・1:1・3:4・9:16・21:9 で生成できます。Kling 3.0 は当サイトの Kling ページ にあり、Kling 4.0 にもサイト内に 専用ページ があります。プロンプトのヒントには、以前公開した Seedance 2.0 画像から動画ガイド が参考になります。一世代前のモデルがプロンプトにどう反応するかをまとめた記事です。

imagetovideo-ai.org での料金はいくらですか?

生成はクレジット制で、料金は長さと解像度に応じて上がります。当サイトの Seedance 2.5 ページでは、5秒のクリップが480pで112クレジット、720pで252クレジット、1080pで632クレジットなので、10秒の720pクリップなら504クレジットです。Kling 4.0 ページでは、5秒のクリップが std モードで56クレジット、pro で72クレジット、4K で268クレジットです。クレジットパックとプランは、当サイトの 料金ページ をご覧ください。

どちらがよいかは、何を作るかによって変わります。今の時点でより完成度が高いのは Seedance 2.5 で、手元にたくさんの素材があるときは特にそうです。絵コンテを起点に作り、より多くの言語で口の動きとセリフをきちんと合わせたいなら、Kling 4.0 の動向を追っておく価値があります。キーフレームと最大2分の延長が加わるのは、10月の正式版からです。